ニューヨークに旅行する時に一番注意して頂きたいのがホテルです。ホテルはニューヨークでの滞在先の家ですから慎重に選んで下さい。たとえ、滞在の第一の目的がお仕事であったとしても、部屋が狭く寛げない空間であったら、時差ボケも取れずさらに疲弊が溜まることでしょう。 また、観光目的でいらっしゃる方にとっては、ホテルが悪ければせっかくの旅行が台無しにもなりかねません。 旅行雑誌や、旅行代理店のパンフレットには、豪華なホテルの写真が並び、そしてその説明にはいい事ばかりしか書かれていない。そして、そのほとんどが実地で確認もしていないライターによって書かれたものです。 30年間に渡りニューヨークの旅行業に携わり、大勢のお客様をホテルに案内し、現地でホテルを見てきたあっとニューヨークだからこそ、ニューヨークのホテルの実情をお伝えすることができるものと考えています。このページでは、日本人のスタンダード(常識レベル)をもとに、ニューヨークのホテルの選び方をお伝えしています。最後までご拝読の上、間違いのないニューヨークのホテル探しを始めて下さい。

1.ロケーション、ロケーション、ロケーション

先ず第一に、ニューヨークのホテル選びはエリアを決めることから始めて下さい。料金は二の次です。ニューヨークでは、とにかく歩くことになりますので、歩いて目的の場所に行けるエリアからホテルを探すこととなります。 例えば、旅行の目的が観光であれば、迷うこと無くホテルが密集しているニューヨークの中心エリアからホテルを探すのが得策です。ちょうど53丁目の7番街辺りがニューヨークの中心エリアとなります。このエリアには数多くのホテルがあり、立地的に、5番街や、セントラルパーク、ロックフェラーセンター、MoMA、タイムズスクエアーといった主要観光地にも徒歩で5~10分圏内。どこにでも歩いて行ける最高のロケーションです。どこのホテルにするか決めかねている方や、ニューヨークが初めての方は、このエリアに滞在されると先ずは無難です。 逆に、ヒルトンのメンバーだからといって、ヒルトン最上級のブランド、コンラッド・ニューヨークがよかろうと、そこに泊まるとたいへんなことになります。同ホテルはニューヨークの中心から最も離れたマンハッタン島の最南端にあるため、ミュージカルやショッピングに行くにも随分離れた距離を移動しなければなりません。 また、ショッピングなら5番街、ミュージカル観劇だとブロードウェイ界隈、オペラ鑑賞ならコロンバスサークルエリア、等、目的別にエリアに特徴がありますが、上記のようにニューヨーク中心地周辺のホテルだと、これらのエリアを全てカバーでき、どこに行くにも徒歩でアクセスできます。 当サイトのトップページでは、エリアごとにお勧めのホテルやその特徴を紹介しております。先ずは目的に沿ったエリアからホテルを探してみて下さい。また、地図から直接ホテルを選ぶこともお勧めします。

2.嗜好や目的に合ったホテルを探す

エリアが決まったら、その中から自分に合ったホテルを探して下さい。ニューヨークのホテルはとても個性が豊かです。一つ一つのホテルにそれぞれの特徴があります。ホテルのスタイルも、クラシックから、ラクジャリー、ブティックホテル、デザイナーズホテル、ライフスタイルホテル、パーティーホテル、ツーリストクラスなど、様々なタイプに分かれています。また、ビジネス、観光、家族連れ、カップル、ご年齢等、旅行者の属性や嗜好も違いますので、ご自分に合ったホテルを選ぶことが肝心です。 当サイトのトップページでは、嗜好や、旅行目的、属性別にホテルをタイプ分けして紹介しております。また、各ホテルの紹介ページでは、それぞれのホテルのスタイルや雰囲気をより明確に解説しており、ご自身の嗜好や目的に応じたホテルをお探し頂けます。

3.ルームタイプを選ぶ

最近のホテルではホテル内でもいくつものルームタイプに分かれています。当サイトでは、その全てのルームタイプを各ホテルごとに「お部屋」というページでご紹介致しております。下記、お部屋の情報とともに、各ホテルのお部屋のページもご参照下さい。

シングルとダブルの違い

アメリカと日本ではお部屋の呼び方が異なります。例えば、日本では、キングサイズベッドが一つあるお部屋をダブルと呼びますが、アメリカではダブルというお部屋はベッドが2台あるお部屋のことを指します。日本ではツインと呼ばれているお部屋です。逆に、アメリカではキングサイズの大きなベッドがあるお部屋でもベッドが一つのお部屋ですから単にシングルと呼びます。 それともう一つ大きな違いは、日本では人数によりお部屋の料金が変わりますが、アメリカでは人数により料金が変わることはありません。一人でも二人でも料金は同じです。お部屋のタイプにより料金が決められております。したがって、料金は1名分、2名分という訳ではなく、そのお部屋の料金となります。 最近のホテルの傾向としまして、ベッドが2台あるダブルのお部屋が少なくなってきております。特に新しく建設されたホテルでは、キングサイズベッド一台のお部屋がほとんどです。(バスタブも付いておりません)。ベッドが2台必要な場合や、バスタブが必要な場合などは、各ホテルの紹介ページにある、「お部屋」のページでご確認下さい。

お部屋のランク

一般的に、お部屋のランクは、スタンダード、スーペリア、デラックスの順に上がります。お部屋の中にソファーとコーヒーテーブルがあればジュニアスイートと呼ばれます。その一つ上のランクがスイートルームというカテゴリーで、寝室とは別にリビングルームが分かれてあるのが特徴です。 また、セントラルパークなどの公園の見えるお部屋は、パークヴューと呼ばれておりニューヨークでは最高級のお部屋となります。ニューヨークはビルに囲まれた街ですから、一般的にホテルからの眺望は期待できません。

ベッドの大きさ

ベッドが一台のシングルルームだと、クイーンサイズか、それよりも大きめのキングサイズのベッドになります。ベッドが2台あるダブルルームでは、ダブルサイズか、それよりも大きめのクイーンサイズのベッドが2台入っています。なお、3名様がお泊りの場合、エクストラベッドをお部屋に入れる必要があります。それをロールアウェイベッドと呼びます。最近ではロールアウェイベッドを入れられるホテルが少なくなっております。

4.ホテルの料金を知る

一般的なニューヨークのホテル料金

ニューヨークのホテル代は東京のおよそ2倍でとても高額です(現2020年時点)。日本の基準で考えると、およそ2倍の値段を見積らなければなりません。日本だと3万円程のホテルをご希望でしたら、$500程度のホテルがご希望に沿う同等クラスのホテルとなります。YMCAのような相室のシェアーホテルでも一泊$100ほどの値段です。一般的に自室のあるホテルは$150くらいからとなります。例えば、日本のアパホテルや東横インクラスと同等クラスになると$200~$250くらいとなります。

その他の料金

消費税とホテル税 ニューヨークでは、ホテルの料金に、消費税が14.75%。それに宿泊税が$4加算されます。 デスティネーションフィー ニューヨークのほとんどのホテルでDestination Fee(Facility Fee、またはResort Feeとも言う)が、日毎$20~$50くらい載せられてきます。こちらは、ホテルのアメニティーのご利用代となります。先にアメニティーの利用料金をホテルに払っておき、レストランやバーで利用した料金をチェックアウト時に相殺するかたちになります。 例えば、マリオット系列のエディションホテルでは、$30(2020年現在)のデスティネーション・フィーが毎日付け足されますが、ラウンジでのドリンク代や、クリーニングサービス代、靴磨き、食事代等、ホテルで消費した料金を、毎日$30のデスティネーション・フィーで相殺できます。デスティネーションフィーの使えるアメニティーはホテルにより異なります。セントレジスホテルの場合は、ホテル内のレストラン代としてもご利用になれます。ご利用の際は、精算を部屋付にして、チェックアウト時に使用した料金を相殺するかたちになります。

5.当サイトからのご予約

予約したいホテルとそのお部屋タイプが決まりましたら、「予約」のページにお進み下さい。弊社で予約した方が安い場合は、弊社のお見積りフォームからお問い合わせ下さい。また、一般的になっている「ホテル予約サイト」へのリンクもございます。各ホテルのページに飛びますので、日付を指定して料金を比較されて下さい。 他に有名なホテル予約サイトで、Hotels.comがありますが、こちらはエクスペディア社が買収した後、仕入れた在庫をエクスペディアと共有しておりますので割愛しました。また、Agodaというホテル予約サイトもございますが、こちらもBooking.comと在庫を共有している為、割愛しています。 拙サイトでは、エクスペディア、Booking.com、ホテリア、Trip.comの4社を取扱っておりますが、それで世界の主要な予約サイトの在庫を網羅できているものと考えます。是非、最安値の料金でお目当てのホテルをご予約されて下さい。 ・ ニューヨークホテル100選のトップページへ >>