[metaslider id=525]

ホテル情報

 1919年創業の老舗ホテル「ホテルペンシルバニア(Hotel Pennsylvania)」は、便利さ・広さ・リーズナブルな価格を求める旅行者が集まる代表的なホテルです。マンハッタンの中心地ミッドタウンに位置するホテルペンシルバニアは、ニューヨークで2番目の大きさを誇るペンシルバニア駅を正面に構え、数ブロック先のエンパイアステートビル、タイムズ・スクエアにも歩いて行ける距離にあります。このホテルの最大の特徴は、料金が安いことです。安価で好立地なホテルですが、客室は古く、サービスや設備は最低限のものとなっておりますから、日本でいう所謂シティホテルやビジネスホテルが類の“泊まるだけのホテル” 、価格重視でホテルをお選びになられる方に適したホテルです。

 ホテルペンシルバニアの歴史は遡ること20世紀初頭。当時、豪華絢爛なホテルとして登場した「ザ セント・レジス ホテル ニューヨーク」や「プラザ・ホテル」など、伝統的な建築様式で建てられた“グランドホテル”隆盛の真っ只中であり、対象顧客は王侯貴族や一部の富裕層が一般的でした。そんな中、観光旅行が大衆向けのものとなり、誰もが旅を楽しむ時代が来ることをいち早く見据えていた人物が、ホテルペンシルバニア創業者エルスワース・ミルトン・スタットラー(Ellsworth Milton Statler)氏です。近代的なホテル産業の創始者とも称される彼は、建物の構造、従業員の組織や仕事の内容などホテル経営のすべてにわたって簡素化し、当時の中流階級以下の層の一般旅行者、商用・ビジネス者を対象とした低料金・高サービスをコンセプトにしたホテル展開を図りました。1908年にバッファローで設立した第一号店スタットラー・ホテルでは、「1ドル半でバス付の部屋を(A room and a bath for a dollar and a half)」という革新的なキャッチフレーズを掲げ、アメリカ史上初の全部屋にバスルームを設置、電話、室内灯スイッチ、等身大のミラー、新聞の無料配布など、今日のホテルのスタンダードになっているサービスを生み出しました。一般大衆が安価で清潔に泊まることのできる近代的ホテル・チェーン誕生の幕開けとなり、全米7都市、合計7,250 室を所有するホテルグループにまで拡大しました。1954年にヒルトンホテルに全ホテルを買収されましたが、シャラトンホテルやヒルトンホテルといった今日の巨大ホテル・チェーン構造の先駆けとなったホテル王です。

 1919年に5番目のチェーンホテルとして開業したニューヨークのホテルペンシルバニアは、エルスワース・ミルトン・スタットラー氏とアメリカ合衆国の一級鉄道ペンシルバニア鉄道によって建築されました。建物のデザインを担ったマッキム・ミード&ホワイト(McKim, Mead & White)は、南北戦争後のアメリカにおいて、メトロポリタン美術館やマディソン・スクエア・ガーデンなど、都市建築におけるアメリカン・ルネサンス様式の発展に貢献し、アメリカ建築の歴史に多大な影響を与えた20世紀初頭のアメリカを代表する設計事務所です。ホテル産業と共に鉄道産業が盛んであったこの時代は、ペンシルベニア駅の開業、グランド・セントラル駅の修復が行われ、鉄道駅は多くの観光客が利用する都市の玄関口の役割を果たしていました。そんな中、ペンシルバニア駅に隣接し、かつ安価なペンシルバニアホテルは、大衆に人気なホテルとしてその地位を確立していきました。1930年代~40年代のスイングジャズやビックバンド全盛時には、列車に乗って他州からやって来たオーケストラの定宿先として親しまれていた時代もあります。1954年公開の映画グレン・ミラー物語(The Glenn Miller Story)のヒット曲「ペンシルベニア6-5000」の名前の由来は、映画の中でグレン・ミラーが演奏ツアー中に宿泊していたホテルの電話番号を指しますが、それがこのホテルペンシルバニアの電話番号であることも有名です。急激に変化する時代の流れと共に歩んできた古く歴史の深いホテルと言えるでしょう。

 7番街と34丁目に位置するホテルペンシルバニアは、真正面にライブやスポーツ観戦のメッカとして有名なマディソン・スクエア・ガーデン、1ブロック北に巨大ショッピングデパートのメイシーズ、徒歩圏内には、劇場街の中心地タイムズ・スクエアがありますから、お買い物やミュージカルなどの娯楽三昧の旅行目的の方には申し分ない立地です。 最寄駅となるペンシルバニア駅は、南北に走る地下鉄青ラインと赤ラインでの移動が可能となります。ニューアーク・リバティー国際空港へは便利なNJトランジット、ジョン・F・ケネディ国際空港へはLIRRを利用できることが利点です。タイムズスクエアーも近く、歓楽街の中心地で、昼夜関係なく賑やかなところですから騒がしく感じられるかもしれません。ビジネス目的やご出張者にとりましては、騒々しいエリアですから不向きと言えます。

 階数26階の全1705室の客室は、特にデザイン性もなく、内装は古く貧相なお部屋です。巨大なホテルで、建物がビルの内側で2つに分かれているために各階が迷路のように繋がっています。さらに設備が不十分のため、カードキーが壊れている。ブラウン管のテレビがまだあった(2016年)。ツインルーム(ベッドが2つ)の部屋を頼んだのにオーバーブックされていて、ベッドが1つしかなかったなど宿泊者への配慮が欠落している部分があります。全室冷暖房完備、小型の金庫、シンクとシャワールームは完備されておりますが、バスタブの有無は部屋によって当たり外れがあります。無料の無線Wi-Fiも設備されていますが、繋がりにくく万が一繋がったとしても通信速度が非常に遅いです。インターネット環境を必要とされる方は、有料の高速Wi-Fiをご利用いただくか、日本からポケットWi-Fiを借りてくることをお勧めします。基本的なアメニティーのシャンプー、リンス、石鹸、タオルは完備されておりますが、冷蔵庫、コーヒーメーカーはございません。

 建物内には、24時間利用可能なビジネスセンター、会議室、ATMマシーン、お土産ショップ、ランドリーサービスを提供しています。ジムは残念ながら有料となっております。ルームサービス、レストランやバーはございませんが、ホテル近辺には、ペンシルバニア州フィラデルフィア発祥のチーズステーキサンドイッチが有名なファーストフード店「Charleys Philly Steaks」や日本でも人気の高いハンバーガーショップ「Shake Shack」、24時間営業の韓国料理のお店が集まるコリアンタウンは西に1ブロック(32丁目の5番街と6番街の間)にあり、お食事処には困りませんので、外で済まされると良いでしょう。ホテルのロビーは、無料Wi-Fiはございません。多くの観光客が利用する大型ホテルですから、ロビーはざわついておりますし、時にはチェックインに行列ができており1時間以上待つ場合もございます。毎年冬にマディソン・スクエア・ガーデンで開催される世界3大ドッグショーの一つ「ウエストミンスター・ケネル・クラブ・ドッグショー」の常宿でもありますから、ペットの持ち込みも可能です。

個人的な意見

 リーズナブルな価格でミッドタウン地区の宿泊にこだわる方には適したホテルですが、衛生面やサービス面に関しましては、評判の悪いホテルです。宣伝や広告写真では綺麗なホテルに写っておりますが、実際には通常のお部屋は清掃が行き届いておらず、カーテンが破れていたり壁紙が剥げていたり、シャワーのお湯が出ない、ホコリや虫がでたりするなどの問題をよく耳にします。それと比例して、ハウスキーピングを呼んでもすぐに来てくれない、フロントの対応が遅い、チェックインに30分以上待たされるなど、サービス面では期待は持てません。これはニューヨークの安価なホテルに共通した問題といえますが、当ホテルは特にこのような問題が多いです。料金を考慮されるのはよく分かりますが、清潔さ、サービス面を配慮するのであれば、観光や娯楽で来られた方には、2.5つ星クラスのタイムズ・スクエア地区の「ロウ NYC」やヘルズ・キッチン地区の「ザ ワトソン ホテル」、「スカイライン ホテル」クラスをお勧め致します。この辺りのホテルであれば、立地は観光する分には差し支えございませんし、建物は改装されており比較的綺麗で、部屋の細部を除けば清潔面も問題ございません。それに加えて、要望やクレームへの対応が早いことも利点です。ご出張のお客様でしたら、もう少しランクの高い3.5つ星クラスのお部屋をお取りになられることをお勧めいたします。ホテルペンシルバニアは、顧客満足度に繋がる接客やクレーム対応が個々のスタッフの態度と技量によって異なるため、問題が解決されるかどうかは運否天賦です。いくら価格が安いとはいえ、設備やサービスが泊まれるだけの必要最低限のレベルに達していなければ、不満や怒りの感情が生まれるのは当然のことです。それでは高い旅費を払って長い時間をかけて遊びに来たニューヨーク旅行が台無しになってしまいます。せっかくのニューヨーク旅行ですから、良い思い出にするためにも当ホテルを選択されぬことが無難でしょう。

部屋数:1705室
スタイル:グランドホテル、寝るだけの空間、必要最低限のサービス
雰囲気:20代/学生旅行/価格重視/格安ツアー

同じクラスのホテル


ホテル名XXX

ホテル名XXX

ホテル名XXX

ホテル名XXX

 

近くにあるホテル


ホテル名XXX

ホテル名XXX

ホテル名XXX

ホテル名XXX