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ホテル情報

 ミッドタウン地区中心部の超高層ビルに囲まれたブライアントパークを見下ろすようにそびえる「ブライアントパークホテル(Bryant Park Hotel)」。緑が広がるブライアントパークと歴史を重んじさせるニューヨーク公共図書館を目の前にお楽しみいただくことができる、ニューヨークで数少ないホテルの一つです。近年、アンダーズ(Andaz)やマリオット系列のエディション(Edition)のように住むように泊まるというライフスタイル系のコンセプトが流通しているホテル業界で、このホテルもまた自宅のようなくつろげる空間を提供しています。

 1924年に建設された旧アメリカン・ラジエーター・ビルをリニューアルして建てられたブライアントパークホテルは、黒と金色が施されたゴシック様式とアールデコ調を融合させた荘厳な外観が印象的です。建物の設計は、イギリスの建築家デイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)氏が手がけました。ヨーロッパを拠点に世界的に活躍するデイヴィッド・チッパーフィールド氏は、ミニマリストの代表格とも呼ばれる建築家で、デザインは一貫して「シンプルの極み」と言える独特な建築デザインを手がけることで有名です。プロダクトデザインをも手がける彼の代表作”Piana”という名前の折りたたみ椅子は、MOMA近代美術館の永久収蔵品として選定されています。また、大の親日家としても知られる彼は、1985年の初来日以来、トヨタオート京都の「TAKビル」や猪名川霊園・礼拝堂等を建築し、2013年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞するなど日本でも優れた業績を残しています。そんな彼が設計したブライアントパークホテルもまた、壮大な外観とは打って変わって、内装は素材のみを最大限に活かしたシンプルの中に気品が見られる装飾となっています。

 当ホテルは、ブライアントパークの南東端、5番街と6番街の間40丁目のミッドタウンの中心部に位置しています。ホテルの目の前に位置するブライアントパークにはニューヨーク公共図書館が併設されており、夏には無料の屋外映画シリーズやブロードウェイミュージカル、冬にはアイススケートリンクを提供しています。ニューヨークの冬の風物詩と言えば、マンハッタン内各所に設置されるスケートリンクですが、このブライアントパークのスケートリンクは、ロックフェラーセンター、セントラルパークに次いで有名な観光スポットとなっています。数年前まではこのブライアントパークでは、ニューヨークファッションショーが開催されていました。(現在はリンカンセンター)実はこの界隈、詳しくはマンハッタン内の5~9番街の34~42丁目周辺は、以前はアパレル産業が密集するエリア「Garment District(ガーメントディストリクト)」とも呼ばれていました。現在は土地高騰によりファッション以外の産業によって占有されてしまっていますが、ファッションスタジオや生地店、ファッション大学など当時の名残が健在しています。ホテル近辺には、地下鉄B、D、F、M、7ラインの路線があり、市内どこへでも簡単にアクセスができます。ホテルから2ブロック南には、マンハッタン歓楽街の中心とも言える42丁目がございままして、東へ数ブロックいけばニューヨーク最大の鉄道駅グランドセントラル駅、高級ショッピングエリアの5番街、西へいけば世界屈指のタイムズスクエア、これまたニューヨーク最大のバスターミナル・ポート・オーソリティがございます。ペンシルバニア、ボストン、ワシントンDCといったニューヨーク近郊都市への小旅行の際にもバスを利用することができます。

 128室の客室は、材料や質のシンプルさがより際立って自分の家のような空間を与えてくれます。ベッドには、エジプト綿のリネン、カシミヤのブランケット、ガチョウの羽毛布団が用意されています。お部屋には、無料のWiFiインターネット、液晶ハイビジョンテレビ、ドッキングステーション付きのボーズウェーブサウンドシステムが完備されています。ホテル選びの重要箇所にもなる客室の広さは、28平米~33平米と十分合格点です。さらに、バスルームはまるでひのきを使用したかのような木目調の大理石の床に、深めのバスタブ、英国の高級ブランド「モルトンブラウン(Molton Brown)」のバスアメニティ、バスローブとスリッパが用意されており、日本人には非常に嬉しい環境です。

 地元ニューヨーカーにも評判の高いアジアンレストラン 「コイ(Koi)」 では、モダンな日本料理をお楽しみいただけます。ロサンゼルスで始まったこのレストランは、日本の伝統的な形をカリフォルニアのスタイルと融合させています。バー&ラウンジ「セラーバー (Cellar Bar)」では、ハイセンスなお客様が集まるDJ のエンターテイメントをお楽しみいただけます。ここでは、平日の午後5~6時まで無料のハッピーアワーが開催され、ビール、ワイン、カクテル系などのアルコールを思う存分お楽しみいただけます。無料なだけあってこの地域で働く地元ニューヨーカーにとっても人気のある仕事後のたまり場です。5階には小さめのフィットネスセンターがございまして、トレッドミル、バイク、楕円形、そしてフリーウェイトがあります。敷地内にスパはありませんが、コンシェルジュがお客様の都合の良いときにトリートメントを手配してくれます。

個人的な意見

 ブライアントパークホテルは、独特な設計で有名な建築家デイヴィッド・チッパーフィールド氏によるものですから、お部屋の内装は好みも分かれるところでしょう。インテリア関係やデザイン関係の方には参考になるかと思われますが、殺風景な客室ですから、一般の方の中にはかならずしも評判が良いわけでもないようです。シンプルかつ自分の家にいるような居心地の良さを望む方には好ましいホテルだと言えます。客層につきましては、このホテルではお子様連れのご家族はほとんど見られません。実際にお子様もお泊りになられることもありますが、お部屋ではベビーベッドを利用できませんので小さいお子様には不向きです。ブライアントパーク周辺は、タイムズスクエア周辺と比べると、比較的ナイトライフスポットやバーが少なく、三菱商事や、丸紅、三井物産、三井住友銀行といった日本企業も多く入居しているエリアで、ビジネス街ですから夜は少し寂しいエリアとなります。然しながら、その点を活かしたように、ブライアントパーク周辺には4つ星クラスのアンダーズホテルや、図書館をモチーフしたライブラリーホテルなどが建っており、都会に隣接しながらも若者が少なく落ち着いた大人な雰囲気をお過ごしいただける地域だと思います。ほかに特価すべきことは、スタッフのサービスの評判の良さです。このホテルでは日本人顔負けの迅速かつ丁寧なホスピタリティを受けることができます。スタッフの質の悪さが目立つニューヨークのホテルサービスにおいて、安心かつ丁寧なサービスはホテル選びにおいて重宝されることでしょう。低層階の南向きの客室は景色があまり良くありません。窓からは向かい側のレンガの壁の風景となりますから、せっかくこのホテルにご宿泊されるのであればブライアントパークを一望できるお部屋を選択されることをお勧めします。

部屋数:128室
スタイル:シンプル、住むように泊まる、落ち着いた雰囲気
雰囲気:30代~50代/ツーリスト/ご出張/立地重視

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