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ホテル情報

 ペニンシュラホテルはニューヨークの高級ホテルの中でも大変よくバランスのとれたホテルです。歴史と格式もあり、現代にも通用するモダンなインテリア、ニューヨーク・トップクラスの質を兼ね備えています。特にニューヨークでも最も高く評価されているスパを併設したホテルです。5つ星クラスのホテルには一つ及びませんがほとんどの観点でご満足いただけるレベルで、VIPがお泊りになられたとしても問題となる要素の少ないホテルです。

 セントラルパークの南、5番街をティファニーやトランプタワーからさらに少し南に下ったところに、5番街を挟んで高級ホテルが向かい合うように建っています。ひとつが ニューヨークの5つ星ホテル、セント・レジス。そしてもうひとつがこのペニンシュラです。いづれもクラシックなオールド・ニューヨークのスタイルを堅持しているホテルです。このエリアは高級ブティック街の5番街の中心となりセント・レジスと共にニューヨークでも最も高級な立地です。セントラルパークも徒歩5分、ティファニー本店まで2分。20分程になりますがミュージカルの劇場街からも徒歩で帰りいただけます。

 ペニンシュラの前身は、元々1905年に創業したゴッサムホテル(The Gotham Hotel )に端を発します。ゴッサムとはニューヨークの代名詞です。また、1904年に向かいにセント・レジスが、1907年には3ブロック北にプラザホテルが創業しています。グランドホテル全盛時代の幕開けで社交界では毎夜ボールルームで舞踏会が開かれるています。しかしながら、ここゴッサムホテルにはリカーライセンスがなくお酒を出すことができません。ニューヨークの社交界の中心はセント・レジスとプラザホテルに持っていかれる形になりゴッサムホテルは倒産しています。さらに長い年月が経ちオーナーが度々変わることになりますが、1988年に香港上海ホテルズが買収し、ついにThe Peninsula New York がオープンすることになったのです。ペニンシュラにとっては、香港、マニラに次ぐ3つ目のホテルとなりました。

 オーナーがペニンシュラに変わってからというもの、これまでのクラシックラグジャリーホテルの主流だったクラシックフレンチのインテリアは数度のリノベーションによりモダンなデザインに替えられました。同じスタイルのホテルとして現在ある、ウォルドルフ=アストリアのタワー、セント・レジス、ピエールといったクラシックホテルが歴史や格式が突出しているのに対し、ペニンシュラはどちらかというとゴッサムホテルが閉業してから80年ほどホテルとして運営されておりませんでしたので歴史と格式において劣ります。逆に、リッツ・カールトンに似てチェーン展開する最高級ホテルという印象で、内装に関しても華やかなフレンチらしさよりもモダンでシックな雰囲気を大切にしている印象を受けます。例えば、趣向や嗜好は人それぞれ違いますが、どの家具を見ても特に異質なデザインのものはなく、特にやり過ぎだったり、凝り過ぎだったり、アンティークだったりするようなデザインのものはありません。品のある方が普通に理解できる、そのような高級で現代的なデザインを心がけています。それが同等のラグジャリークラシックホテルの中でも、ペニンシュラが安定してバランスのとれたホテルである所以としています。

 ニューヨークでも最高級といわれるラグジャリークラシックのホテルの中でも、ペニンシュラは珍しく温水プールを擁するスパが充実しております。21階から最上階の23階と屋上までの3階にまたがって、フィットネスジム、スパ、サウナ、ジャグジ、プール、そしてベランダのあるテラスまで付いているスパは、ここペニンシュラがニューヨーク最高の施設になります。最上階のプールは、ニューヨークでは大きい方で5番街を見下ろせる世界で最も高価なプールといえるでしょう。このクラスのホテルですからいつも空いております。屋上のテラスではデッキチェアーで5番街からセントラルパークまでの景観を楽しみながらカクテルやジュースを片手にのんびり寛ぐことができます。ここのテラスでドリンクを飲むだけでも行く価値があります。ペニンシュラの屋上、しかも5AVと55STの角でセントラルパークの緑もご覧になれるソファーです。そこに座ると誰であってもセレブに見られるような、そんな雰囲気のよいテラスです。また、30分のスパの利用でもその前後の1時間づつの時間を合わせてスパ内の施設が使えますので、スウィーディッシュマッサージに行かれたとしてもプールやジャクジ、そしてバルコニーでの日光浴など盛り沢山の楽しみ方で十分にリラックスできます。日本のセレブのお客様でもニューヨークにいらっしゃる度にこのスパに必ず行かれる方もいらっしゃいます。ペニンシュラに泊まらなくても利用できますが予約が必要となります。弊社でもよく利用しているスパですのでご予約も代行させていただいております。

 その他のアメニティーでは屋上のルーフトップバー、サロン・デ・ニンは行く価値があります。ニューヨークにおけるルーフトップバーの先駆けのバーです。現在ではニューヨークにもたくさんあるルーフトップバーですが1990年台には当ホテルやグラマシーホテルのルーフトップバーしかありませんでした。そして利用客もまばらで宿泊客がちらほらいるくらいでいつも貸切りの状態でした。今はたいへん混み合っています。5番街側は広いラウンジになっておりますが、北側の55丁目側は小ぢんまりとしたバルコニーになっていますのでカップルやご夫婦でゆっくりなさるには最適です。たとえ屋内のソファーやバーカウンターしか空いていなくても、外のテーブルが空いたら移動させてもらえます。また、セント・レジスがベントレーを、ピエールがジャガーを、パレスホテルがメルセデスを宿泊客に無料で送迎カーサービスを提供しておりますが、こちらペニンシュラは可愛らしくイギリス車のミニクーパーのカーサービスを提供しています。30分内ほどの近場でしたら(観劇の際など)お送りいただけます。

個人的な意見

 ペニンシュラには、向かいのセント・レジスと同様にセレブやVIPの方々が多く泊まられています。どちらかといえば、セント・レジスが歴史や格式がありワンランク上のホテルです。ペニンシュラは、リッツカールトンのコンセプトにより近くて普遍的な高級感のあるホテルといった感じです。ハード面でもソフト面でもこの普遍的な安定感があるのが特徴ともいえます。スパのスタッフにおきましてもたいへん親切で物腰の柔らかい対応をしていただけます。スパ以外に際立ったものがないといえばないのですが、逆に安定していて欠点がないということはニューヨークのホテルにおいては大変重要な要素でもあります。

 お部屋につきましては部屋のランクによりばらつきがあります。特に普通のお部屋は34平米と狭いです。同等クラスのホテルの中では狭い方です。その上のタイプのお部屋も41平米です。その上のグランルーク(Grand Luxe)になってようやく45平米となります。このグランルークのお部屋はお勧めいたします。ベッドが2つのタイプもこのグランルークだけにあります。またスタンダードのSuperior、Deluxeのタイプのお部屋だと内側向きのお部屋ですからせっかくの5番街や55丁目に面しておらず景観がありません。またJunior Executive Suiteというグランルークの上のタイプのお部屋も内側向きですからご注意ください。ビルの内側は影になっており隣のビルの屋上しか見えませんので景色は殺風景です。その上のタイプである、Junior Suite以上のお部屋は全て表に面したお部屋ですから景色もご覧いただけます。その他の面では、寝具の質、バスルームの大理石、また、バスタブとは別のウォークイン・シャワールームがあることなど、ラグジャリーホテルの資格をクリアーしております。

 香港のペニンシュラは中国本土の方々が多くなり格が落ちているから心配です、というようなお声も伺います。ニューヨークのペニンシュラにおいてはそのような事実はなく、品のよい顧客層ですし、たいへん心地のよいストレスのないホテルだと思います。お泊りになられて不快な思いをすることはほとんど稀でしょう。セント・レジスまではありませんがセレブも多くお泊りになられています。セント・レジスのドアマンは、スティービー・ワンダーはセント・レジスとペニンシュラを交互に泊まられているよ、と言っていたくらい、超のつくセレブも宿泊されているようです。では最後に、お客様からよく頂く質問があります。「5番街を挟んだセント・レジスとペニンシュラ。この2つのホテルではどちらがよいか」。やはりセント・レジスと比較すると大きな差(違い)があると思います。格式や客層といった面でセント・レジスはやはり超一流のホテルだと思います。ホテルは、格式と客層、この2つで評価されるものです。せっかくニューヨークまでいらしたのでしたら、ニューヨーク生まれの最高級ホテル、セント・レジスを是非経験されてください。

部屋数:239室(46室のスイートルーム)
スタイル:クラシックラグジャリー、
雰囲気:40代~ / 品格のある方 / マダム / 政界人

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