ホテル情報

 高級ホテルの代名詞、「フォーシーズンズ・ホテル」。フォーシーズンズ・ホテルグループの飛躍は同グループの旗艦ホテル、フォーシーズンズ・ニューヨークなくして語れません。 ニューヨークを代表するこのホテル、元は日本資本で建てられ、日本人の手によって運営されたRegentホテルから端を発しています。フォーシーズンズ・ ニューヨークは、バブル期の日本で海外ホテルに投資してきた高橋治則氏のEIEグループが建設しました。当時は全米で最も豪華な52階建ての高層ホテルでした。設計はルー ブル美術館のガラスのピラミッドを設計したアメリカを代表する建築家、I,M,ペイ氏。オープン当初、初めてこの建物に入った時はあまりの豪華さと重厚な作り、そして神殿のようなロビー空間に目を奪われたのを覚えています。またデザインは、日本人デザイナー、ニナコ・オクヤマ氏や、台湾人デザイナー、トニー・チー氏が在籍するRemediosスタジオが担当。フォーシーズンズをきっかけに同デザインオフィスが破竹の勢いで有名レストランや高級ホテルの新しいイメージを塗り替えていきました。日本においても、グランドハイアット東京、アンダーズ東京などを手がけています。こういった建物やデザインといったハードの面だけで比べたとしたら、現在でもフォーシーズンズはニューヨーク屈指の風格を備えた高級ホテルといえます。

 このホテル、以前は著名な方々が多くお泊りになられていました。日本人でもお泊りになる方は著名な方ばかり。わたしも何度もアテンドしましたが、記憶に残ることが沢山ありました。例えば、90年台あたりまでクレジットカードを持たれていない方も多くアメリカでも現金でお支払いをされていまし た。フォーシーズンズにお泊りになられるようなお客様でも例外に漏れず、クレジットカードを持たれていないお客様もいらっしゃいました。一度はチェックインできないという事態にもなったことがあります。当時はチェックインでデポジットを$200程置いておけばチェックインできたのですが、フォーシーズンズ は例外で現金ではなくチェックインの際には必ずクレジットカードでデポジットを払わなければ鍵を出してくれませんでした。また、その鍵もカードキーではなく本物の大きな金色の鍵です。90年台当時、そのようなホテルはフォーシーズンズ以外になくアメリカのトップクラスのホテルは格が違うな、と思った記憶があります。

 フォーシーズンズの特徴はやはりハードの面が際立っているところです。お部屋はニューヨークの平均的なホテル客室にくらべると随分と広く、スイートルームでなくとも十分なスペースがあります。お湯も勢いよく出ますのでお風呂の水もすぐに貯ります。デザイン面でもその誇らしげな門構え、部屋の色使い、大理石のバスルーム、インテリアデザインが落ち着いていることころが素晴らしいです。1階ロビーからメザニンにあがるとコンシェルジェデスク、さらに2階にはフロントカウンターとレストランがあります。57丁目から入っても58丁目から入っても 神殿の中にいるような巨大な空間が目に入ります。自然と心がしっかりなるものです。そしてフォーシーズンズのお部屋は淡いオレンジ色。バスルーム の大理石まで同系色で優しい色使いが忙しい一日を癒やしてくれます。さらにルームタイプにより、ベランダがついた部屋ではワインパーティーをするもよし、また高層階 (52階まである)の部屋からはセントラルパークや市街が一望できマンハッタンの絶景がご覧になれます。

個人的な意見

 あれが1990年代。郷ひろみ氏がロビーフロアーで結婚披露宴を開きフォーシーズンズが一躍話題となりもてはやされた、そんな時代でした。しかしこのホテルも開設が1993年。時代に取り残された感も拒めません。特にサービス面ではライバルであるホテルチェーンのリッツ・カールトンや、バトラーサービスで有名なセントレジスには大差をつけられています(執筆中の現在、2016年より全面改装が始められています)。コンシェルジェなど人材のレベルが高い人もいますし、もちろん人によっては笑顔で快い対応やサポートをしてくれる方もいることと思います。しかしながら平均的にニューヨークトップ4の、リッツ、セントレジス、カーライル、ウォルドルフのタワーレベルに比べると、スタッフの人数に比べて部屋数(宿泊客)も多く、ホテルマンの個々の平均レベルは低いと思います。ニューヨークのホテルは、ユニオンの力が強いため往々にしてサービスの質が低下します。サービスの質がよろしくないのはその一つの弊害ともいえます。昨年では学生が53階から塔に上り高層からの写真を撮っている最中に転落死をいたしました。セキュリティーがしっかりしていれば宿泊者以外が高層階までエレベーターに乗ることもできず、また外の塔によじ登ることも防げたかもしれません。またクレームの一例で、女性のマッサージ師を依頼したら男性が来た。それは我慢して隣で着替えていたところに無断で入ってこられた。ホテル側に謝罪を依頼しても梨の礫。お客様からは、このような不快な経験をされたとのお声を幾度も伺いました。もし、このホテルに宿泊するなら「サービスは特に期待しない」方が宜しいかもしれません。特にこのクラスにお泊りの日本人でしたらサービスの質にはこだわりが有るはずです。逆に、英語が堪能でニューヨークのガサツさやだらし無さに慣れた方でしたら然程気にならないかもしれません。その代わり、サービスには期待しない。スタッフのいう「できない」、「時間がない」、「私の仕事ではない」、などの対応にも我慢して、自分のことは自分でやる。ホテルに問題が発生しても自分で解決できる。そのような考え(ニューヨーク的)に変換が必要かもしれません。

部屋数:386室(58室のスイートルーム)
スタイル:クラシックラグジャリー
雰囲気:40~50代 / エグゼクティブ / ニューヨーク慣れしている方向き

 

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