エース ホテル ニューヨークのご紹介
エースホテル(Ace Hotel)はハイセンスなデザインで、お洒落なニューヨーカーだけでなく、世界中の旅行者を惹き付けています。全米10ヶ所に系列ホテルを展開するエースは、ホテル業界のファッションリーダー的存在のホテルグループです。デザイナーズホテルやブティックホテルと呼ばれるカテゴリーに分類されるこのホテルは、ヴィンテージ家具、現代アート、ミュージックやファッションなど世界の流行を取り入れたお洒落で遊び心のある空間が特徴的です。さらに、地元のコミュニティやクリエイティブな人々が集まる場所を提供する地域密着型ホテルとしての役割を担い、ホテルのロビーを開放して季節毎にイベントを開催、ライブ・ミュージックやダンスパーティー、地元の食材を生かしたレストラン、オリジナルデザインのグッズ販売なども行っております。マリオット系列のエディション(Edition)ホテルやアンダーズ(Andaz)ホテルと同様に、単なる「宿泊施設」としてではなく、”住むように泊まる“ 、”人と人を繋げる“がコンセプトになっています。
1990年代、ホテル業界に改革をもたらした人物と言われているのが、エースホテル創業者の一人アレックス・コルダーウッド(Alex Calderwood)氏です。1993年にエースホテル発祥地であるシアトルで友人と理髪店「Rudy’s」を経営していた彼は、海上労働者の訓練施設として使用されていた古いアパートのリース話に目をつけます。当時、従来のホテルの常識「ホテルには必ずロビーが必要なのか」「共同シャワーがあっても良いではないか」という疑問を呈していた彼は、友人とともにホテル産業へ参入することを決めました。まず、彼らが生み出した新しいホテルの定義は、ホテルというのは単なる宿泊施設ではなく、体験を提供すること、文化的触媒、多くの人のふれあいの瞬間と舞台を造り出す、長居したいと思える場所であるべきという考え方でした。そこで、1999年にシアトルで設立したエースホテル第一号店は、地元のデザイナー企業と協力して、廃墟となった古い建物を地域と溶け込むような雰囲気の建物へとリノベーションし、まるで自宅にいるような居心地を再現した「場」として蘇らせました。ホテルのロビーでは、無料Wi-Fiを繋げ、様々なイベントを企画し、地域の人々が誰でもホテルのロビーを利用できるよう開放しただけでなく、スイートルームを用意しながらも、同時に手頃な料金で利用できる共同バスルーム付きの客室を提供しました。このホテル産業に対する彼の新鮮な、型にはまらないアプローチは、当時高級な価値観を持たせることが最も重要視されていた欧米のホテル業界に衝撃を与え、デザイナーズ兼ブティックホテルの新しいスタイルを確立しました。
エースホテルという語源は、トランプのエースからその名前がつけられています。一番弱いカードであり一番強くもなれるエースは、ハイクラスからもロークラスからも、アップタウンからもダウンタウンからも、両方からアクセスできる場所という意味が込めれています。その由来の通り、現在全米10ヶ所まで拡大したエースホテルは、各ホテルが地元に特価したデザインを採用しており、世界で最も注目されるホテルグループの1つにまで成長しました。また、ホテルが人々の生活の一部になるスタイルは、近年日本のホテル業界でも支持されており、東京目黒区にある「CLASKA」や京都の「HOTEL ANTEROOM KYOTO」さらには、和の大家とも称されている日本の建築家隈研吾による「Ace Hotel Kyoto」が京都にも初上陸。ライフスタイルをコンセプトとしたデザイナーズホテルが急増していると言えます。
2009年に開業したニューヨークのエースホテルは、1904年に建てられた「Hotel Breslin」をリノベーションして建築されました。場所は、観光地や歓楽街が集まるマンハッタンの中心地ミッドタウン、Nomad(ノマド)と言われるエリアに位置しております。最も有名なアトラクションとしては、エンパイアステートビルが北に4ブロックのところにあり、この近辺では、巨大ショッピングモールのメイシーズや、ライブやスポーツ観戦の会場として有名なマディソン・スクエア・ガーデン、ニューヨークで2番目に大きいペンシルバニア駅があったりと、観光や娯楽で来られた方には申し分ない立地です。「Nomad」という語源は、「North of Madison Square Park」の略で、「マディソン・スクエア・パークの北にあるエリア」を意味しております。実は、このエリアは元々目立ったものがなく、人によってはダウンタウンの一部と認識され寂れたエリアでした。しかし、エースホテルの創立者アレックス・カルダーウッドが「何もない場所に人が集まるようにしたい」という意向を示し、この場所にホテルを建設することを決めたと言われています。その甲斐あって、今では閑散としていたこのエリアに、ブティックホテルThe NoMad Hotel(ノマドホテル)やショップ・レストランが増え、お洒落なハイセンスなエリアとして注目の観光スポットとなっております。
お部屋は、壁アートが施された異なるデザインとなっています。部屋の机やベットなどの家具は、ヴィンテージまたはアンティーク家具を使用し、ターンテーブルが設置されているなど、ニューヨークのお洒落なアパートの一室で暮らすような、ホテルの部屋というよりも自分の部屋に宿泊しているような感覚を味わうことができます。デザインは黒色や落ち着いた色の配色が多いため、少し男性向きではありますが、バスルームは全室フレンチドアと呼ばれるガラス張りのドアでデザインされており、バスタブがあるお部屋もございますので、旅行先で湯船に浸かりたい女性に適しています。ドライヤー、シャンプー、リンス、ボディーソープ、シャワーキャップ、爪ヤスリ、綿棒など基本的なアメニティーは充実しておりますが、歯ブラシとバスローブはございません。歯ブラシと歯磨き粉などは持参されるとよろしいでしょう。一点残念なのは、お部屋からの眺めです。道路沿いのお部屋や上層階のお部屋以外は、基本的に窓から見える景色は、隣接するビルの壁か向かいのお部屋の窓が見えるだけです。エンパイアステートビルが見える眺めの良いお部屋もございますので、景色の良いお部屋を希望されるのであれば、要注意しなければなりません。
ロビーフロアーは、無料の無線Wi-Fiインターネットとコンセント付きデスクスペースを完備しています。”人と人を繋げる”がコンセプトの通り、ロック音楽がかかった巨大なリビングルームのような雰囲気となっており、常にミーティングや勉強をする地元ニューヨーカーと観光客の人々で賑わっています。他にも、24時間のルームサービス、ビジネスセンターの利用、地下には無料のジムを提供しています。建物内のレストランは、ウエストビレッジの人気バーガー店「The Spotted Pig」の姉妹店レストラン「The Breslin」(ラム肉バーガーが人気商品です)と、ポートランド発祥の有名ブランドコーヒー「スタンプタウン(Stumptown)」のニューヨーク初の直営店が入っています。ニューヨーク土産として人気のエースホテルオリジナルのエコバッグは、チェックインカウンターの脇に設置されているギフトコーナーで販売しております。こちらのホテルは、スタッフの質が非常に良く、気さくでフレンドリーなサービス対応が有名です。昼はデニムにダンガリーシャツが似合うまったりとしたリビングルームのような雰囲気で、夜はアメリカの若者の音楽やカルチャーが体験できる場所へと早変わりします。他のホテルでは味わうことのできない個性溢れるロビーフロアーが魅力的なホテルです。
個人的な感想
お洒落でニューヨークらしいハイセンスなホテルに宿泊されたい方、音楽好き、ファッション好き、インテリア好きなツーリストクラス向けのホテルです。平日はカフェでパソコンを開き、土日はDJや音楽のライブを楽しむニューヨーカーの普段の姿を見ることができますから、そういった現地でしか味わうことのできない体験を感じられるかもしれません。2009年オープン当初には、アメリカの有名雑誌「VOGUE」や「TIME」がこぞって記事を掲載し、日本のファッション誌やライフスタイル誌にも取り上げられたほど人気なデザインホテルですので、アパレル関係やインテリア関係などのご出張の方々にも参考になると思います。エンパイアステートビルからフラットアイアン地区周辺にかけてお仕事をされる方にとっては立地的に適したホテルと言えます。但し、ホテルの部屋は、西海岸のファッションデザイナーやクリエイターの住まいのようなインテリアデザインとなっており、若者向けのデニムにスニーカーといったラフな格好が似合うイメージですから、ニューヨークのよりソリッドな都会的イメージを好む方にはお勧めしません。”住むように泊まる”をコンセプトとした同系統のホテルであれば、ミニマルなデザインとラグジュアリー装飾品が絶妙に組み合わさった優雅な「グラマシーパークホテル」や土地開発が進められている注目のローアーイーストサイドに登場したボヘミアン・シックが特徴的な「ザバワリーホテル」が良いでしょう。写真共有SNSインスタグラムでお洒落な写真を取る「インスタ映え」という言葉が流行しているご時世、ニューヨークにいながら、家具付きのアパートで生活するような気分を味わうことができ、宿泊料金もお手頃な当ホテルは、学生旅行や女子旅の選択肢の一つになり得るホテルだと思います。
部屋数:265室
スタイル:住むように泊まる、ブティックホテル、ハイセンス、あっとホーム
雰囲気:20代~40代 / ファッションデザイナー / アーティスト / インテリアデザイナー / クリエイター
エースホテル ニューヨークの口コミ
エースホテルニューヨークに関する皆様からのご感想を紹介しております。ご帰国された後にでもご一筆を賜れますと幸いです。クチコミのコメントはリアルタイムに反映されます。皆様からの評価、コメントをお待ち申し上げます。
Submit your review | |
皆様からのエースホテル ニューヨークに関するご感想、口コミ情報をお待ち致しております。
エースホテル ニューヨークの料金と予約
当サイトでは、大手の各ホテル予約サイトと在庫を共有させていただいております。A
それぞれの予約サイトの使用方法や特徴をご参照の上、お選び頂いた予約サイトより、当ホテルをご予約くださいませ。
ホテル予約サイト
日付を指定して料金の比較と予約ができます。
エクスペディア エクスペディア予約方法 |
ブッキングドットコム Booking.comの予約方法 |
トリップドットコム Trip.comでの予約方法 |
ホテリア ホテリアでの予約方法 |
エース ホテル ニューヨークのお部屋
エース ホテルのお部屋のタイプは全部で8タイプあります。一般のお部屋が、バンクベッド(2段ベッド)、シングル、スモール、ミディアムクイーン、ミディアムキング、ラージ、ダブルの7タイプあります。スイート・ルームは1タイプのみで、ベッドルームとリビングルームが仕切られていないジュニアスイートのタイプです。ビンテージ家具が備え付けられており、写真映えするお部屋です。
一般のお部屋(ゲストルーム)
ベッドが1台あるお部屋は5タイプ、ベッドが2台あるお部屋は2タイプあります。ビンテージ家具が備えついており、タイプによっては、お洒落な冷蔵庫やオリジナルアートが楽しめるお部屋もあります。

バンクベッド
広さ: 13平米
ベッド: ツインサイズベッド2台(2段ベッド)
2段ベッドのお部屋です。

シングル
広さ: 13平米
ベッド: フルサイズベッド1台
フルサイズベッドがあるお部屋です。ビンテージの家具が備え付きます。

スモール
広さ: 16平米
ベッド: フルサイズベッド1台
シングルタイプのお部屋よりも少々広いタお部屋です。ワークデスクが備え付きます。内側向きのお部屋となります。

ミディアムクイーン
広さ: 30平米
ベッド: クイーンサイズベッド1台
上記3タイプよりも広いタイプのお部屋です。それぞれの客室には、お洒落なオリジナルアートがあります。ブロードウェイ向きまたは29th通り向きのお部屋になります。

ミディアムキング
広さ: 30平米
ベッド: キングサイズベッド1台
ミディアムクイーンタイプのお部屋と同じ広さのお部屋です。ワークデスクが備え付きます。ブロードウェイ向きまたは29th通り向きのお部屋になります。

ラージ
広さ: 32平米
ベッド: キングサイズベッド1台
ミディアムルームよりも少々広いタイプのお部屋です。ソファが備え付きます。窓からはブロードウェイと29th通りの景観が望めます。

ダブル
広さ: 37平米
ベッド: ダブルサイズベッド2台
ダブルルームとは、アメリカではベッドが2台あるお部屋のことを指します。ブロードウェイまたは、29th通りの景観をご覧いただけるお部屋もあります。
スイート
当ホテルのスイート・ルームはジュニアスイートのタイプになります。リビングルームとベッドルームが同居した間取りの、ジュニア・スイートタイプのお部屋です。ジュニアスイートは、ソファーが配置されている広めのゲストルームという意味になります。

ロフト・スイート
広さ: 66平米
ベッド: キングサイズベッド1台
当ホテルで最も広いお部屋です。シャワールームとは別にバスタブがあります。窓からはブロードウェイと29th通りの景観をご覧いただけます。
その他の施設
フィットネスセンター
ホテルの地下1階にフィットネスセンターがあります。
フィットネスセンター | |
営業日時: | 毎日 / 24時間 |
設備: | バランスボール、有酸素運動マシーン |
ザ・ブレスリン
「Nose to Tail(ノーズ トゥ テイル)」(鼻先から尻尾まで食べ尽くす)というコンセプトのレストランです。季節限定メニューも楽しむことができます。
ザ・ブレスリン | カジュアルレストラン |
営業日時(キッチン): | 毎日 / 7:00 AM – 12:00 AM |
営業日時(ロビーバー): | 日-水 / 7:00 AM – 2:00 AM 木-土 / 7:00 AM – 2:00 AM |
スタンプタウン・コーヒー
ロビーの真横にあるカフェです。コーヒー以外にもサンドイッチ等も取り扱っております。
スタンプタウン・コーヒー | カフェ |
営業日時: | 平日/ 6:00 AM – 8:00 PM 休日/ 7:00 AM – 8:00 PM |
エース ホテル ニューヨークのエリア情報とアクセス
地図
エリアの説明
この付近は、ミッドタウンの南で、マディソンスクエア公園の北、ノマド(Nomad)と呼ばれるエリアです。近年、お洒落なレストランやカフェが増えてきた区域で、ニューヨークの最新の流行を実感できる街です。エンパイアステートビルも徒歩5分。ニューヨークの中心で旅行者の多くがお泊りになるタイムズスクエアまでは少し離れます。このエリアはお洒落で旅の玄人好みのエリアです。
周辺スポット、レストラン、ショップ
スポット
エンパイアステートビル: 20 W 34th St, New York, NY 10001 (徒歩8分) Map |
マディソン・スクエア・パーク: 11 Madison Ave, New York, NY 10010 (徒歩5分) Map |
レストラン
Sarabeth’s Park Avenue South: $$ 朝食、ブランチ(要予約) 381 Park Ave S, New York, NY 10016 (徒歩8分) Map |
Stumptown Coffee Roasters: $$ エースホテル内にあるサードウェーブコーヒー (徒歩1分) Map |
noda: $$$$ 寿司 6 W 28th St, New York, NY 10001 (徒歩2分) Map |
230 Fifth Rooftop Bar: $$ ルーフトップバー 230 5th Ave, New York, NY 10001 (徒歩4分) Map |
Izakaya NoMad: $$ 寿司、居酒屋 13 W 26th St, New York, NY 10010 (徒歩4分) Map |
Gaonnuri: $$$ 韓国焼肉 1250 Broadway, New York, NY 10001 (徒歩3分) Map |
スーパー
Duane Reade: スーパー・ドラッグストアー 777 6th Ave FRNT 2, New York, NY 10001 (徒歩5分) Map |
当ホテルへのアクセス方法
地下鉄の最寄り駅
「28 Street駅」:![]() ![]() 徒歩2分。黄色のR,Wラインの駅。アップタウン(北)行きの入り口、ダウンタウン(南)行きの入り口は別になりますのでご注意ください。駅構内へのエレベーター、エスカレーターはありません。Map |
専用車・タクシーでのアクセス
当ホテルの玄関は29丁目側にございます。空港から向かわれる際は、タクシーの運転手には「 29th Street, Between 5th Aveneu and Broadway」とお伝え下さい。市内からホテルに戻る場合は、「Broadway and 29th Street」と言って頂ければ大丈夫です。ブロードウェイは南向きですので、29丁目の角で降りる形となります。そこからは、玄関まで徒歩で数分です。
ジョン・F・ケネディー空港(JFK)から: 1時間15分~1時間45分 |
ラガーディア空港(LGA)から: 1時間15分~1時間45分 |
ニューアーク空港(EWR)から: 45分~1時間15分 |